オリッシー鑑賞会予習話②


ミーラバーイのお話
13世紀頃ラジャスターン州にあったメラタ王家の王女として生まれたミーラバーイは、幼少の頃からクリシュナ神を礼拝して育ち、クリシュナに恋人のような気持ちを抱くようになり、身も心も捧げるようになりました。

18才の時にメワーラ国の王子と結婚し、結婚した後もクリシュナ神だけを愛し続けます。夫の戦死後、未亡人となり、メワーラ国の王となった義理の弟であるビクラは、彼女が僧と行動をともにして、寺院のクリシュナ神の前で踊ることに怒り狂い、ひどい迫害をするようになります。

ある時、ビクラ王はコブラを中に潜ませた籠を送りますが、ミーラがそれを開けると美しい花輪に変わっていました。そしてまた、彼女に毒の入った杯を送り、これを飲むようにと命令します。ミーラは、毒杯をアムリタと考え、ためらわずに一気に飲み干しましたが、何も起こりませんでした。その時ミーラは、悟ります。クリシュナ神は、いつも自分のそばにいらっしゃることを。